カラフルでにぎやかな生地に、遊び心たっぷりなデザイン。持っているだけで元気になれそうなアイテムが揃う「pupupu」。今回は、そんな「pupupu」のデザイナーである長田さんに、お話を伺ってみました。
自分の強みを生かしたブランドを
もともとフリーランスで、グラフィックデザインやイラストレーターとして活動されていたという長田さん。オリジナルブランド「pupupu(ぷぷぷ)」を立ち上げたきっかけを伺うと…
「グラフィックはオーダーの仕事が多かったので、そろそろ好き勝手に自由なものづくりがしたいな……と思っていたこともあり、自分のブランドを立ち上げることにしたんです。私の強みである、絵が描けること、洋裁ができること。この2つを武器に、オリジナルの生地で布雑貨をつくりたいと思って──。スタートしたのが『pupupu』でした」
▲ フルーツサンド、エビカツサンド、BLTサンドが選べる、三角のサンドイッチポーチ
▲ イチゴサンド、エビカツサンド、ネコサンドが選べる食パンのサンドイッチポーチ
バッグの中にサンドイッチ!? お出かけがいつでもピクニック気分に。カラフルな具材や、フルーツ、猫ちゃんまで挟まっている食パン型のポーチなど、思わず「ぷぷぷ」と笑ってしまう絶妙なセンス。手描きのイラスト生地も、ほど良い味わいを醸し出しています。
「ブランド名の『pupupu』には、手にした人に楽しんでもらい、周りの人もつられて笑ってもらいたいな、という想いが込められています。みんなで一緒に『ぷぷぷ』と笑ってもらえたら」
▲ たのしい食卓が広がる、ランチョンマット
気になるのは、食べものモチーフが多いこと。ランチョンマットのデザインも、「欲張りナポリタン」、「アジづくし」、「ぐるぐるチョココロネ」など、どれも本当においしそう……。
「私自身が食べることが好きなので、商品も食べものをモチーフにしたものばかりに(笑)。『今日、なに食べる?』『これおいしかったんだよね』といった、食べものの話をするのも大好きなんです。『pupupu』のアイテムを通じて、そんな会話が生まれたらうれしいですね」
ミッフィーとのコラボ企画に参加
ミッフィー生誕65周年を記念して開催された「miffy × Pinkoi」のコラボレーション企画では、Pinkoiに出店しているショップの中から総勢48組の台湾、香港、タイ、中国、日本のデザイナーたちが、約180点のmiffyアイテムを制作しました。長田さんも、その一人。ふわふわモコモコの生地がかわいい「miffy ふわふわバッグ」はPinkoiの人気商品にもなりました。
▲ミッフィーとコラボした miffyのサンドイッチポーチ
▲丸いフォルムがかわいい miffy ふわふわバッグ ベージュ
「もともと『pupupu』の人気商品であるサンドイッチポーチとミッフィーをコラボさせたいと思っていたんです。ミッフィーの2色のクリームを挟み、ファスナーを開けると裏地にもミッフィーが見える仕様に。おかげで、サンドイッチポーチの購入を迷っていたから「ミッフィー好きなので購入しました!」という声をいただくことも。
そんなサンドイッチポーチが入るバッグをつくりたい、と思ったのが『miffy ふわふわバッグ』をつくったきっかけ。
モコモコの生地にしたら、絶対にミッフィーがかわいくなる!と思って。耳は立てるのが難しいので、持ち手にしてバッグを持ったときのアクセントになるようにしました。Instagramで『ミッフィーのバッグを見ました』『コラボすごいですね!」なんていうメッセージをいただくことも多くて。改めて、多くの人に愛されているキャラクターとコラボできたことに喜びを感じていますし、今でも信じられない気持ちです!」
商品をつくるうえで、ミッフィーについて調べているうちに自らもミッフィー大好きになってしまったという長田さん。
「やっぱりミッフィーはかわいいなと思って。プライベートで購入したミッフィーグッズも日に日に増えています。
いろいろ調べているときには、ディック・ブルーナさんがアトリエで作業している動画も見つけて。きれいな陽の光が入る素敵なアトリエで、ゆったりと絵を描いていて、歳をとったら私もそんなふうに絵を描きたいなと思いました」
Pinkoiを通じて新たなチャレンジも
その他にも子ども服づくりにチャレンジしてみたいという長田さん。
「カラフルでにぎやかなpupupuの生地を、子ども服にしたらとっても楽しそうだとずっと思っていて。元気いっぱい遊んでもらいたいと思っています」
さらに、海外デザイナーさんとのつながりも。Pinkoiを通じてさまざまな活動をされています。
「Pinkoiの企画で以前、台湾のデザイナーさんとプレゼント交換したこともあって。それがきっかけで台湾の方も商品をチェックしてくれるようになりました。そのデザイナーさんとは、後日私が台湾に行った際にも一緒にご飯をする仲に。今度は日本にも遊びに来てもらいたいですね」
カラフルで、にぎやかなアイテムとともに、今後も多くの人に元気を届けてくれそうで楽しみです。
プロフィール:
長田裕子
母親の影響を受け、小学生の頃から自分のためにバッグや服づくりを手がける。美術系の専門学校に通い、卒業後はグラフィックデザイナー&イラストレーターとしてデザイン事務所に入社。4年間の経験を積んだのちに独立。2016年に「pupupu」を立ち上げる。
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