こんにちは!Pinkoiで日本のデザイナーの方々のサポートを担当しているAyakaです。
Pinkoiで特に多いのがアクセサリーアイテムですがその中でも人気なのが日本のブランド。
繊細な作りやきめ細やかな心遣いが人気の秘訣ですが、どうしてもアイテム数が多い分、埋もれてしまう、思ったように販売数が伸びない・・・というブランドも少なくないのでは。
そこで今回はPinkoiで活躍中のデザイナーお二人をお招きし、Pinkoiでの販売の秘訣や気を付けていることなどをセミナー形式で伺いました。
お二人のほかにもたくさんのアクセサリーブランドのデザイナーさんにご参加いただき、とても内容の濃いイベントとなりました。その内容を前編と後編に分けてじっくりとご紹介します。
前編では売れるために工夫していることを中心にお話しいただきました。こちらもぜひご覧ください。
後編では、日本と海外の違いを中心にご紹介します。ぜひ両方の記事を読んでみてくださいね。
💡ショップ運営についてのアイデアをシェアをしてくださったデザイナー
・地下3階(井上さん) ショップはこちら
ポリマークレイで、植物などのモチーフをメインにしたアクセサリーを制作。
【ショップの傾向】
どちらかというと新規のお客さまが多め。リピーターの方には特別サービスを用意。
ご自身のショップ全体では日本のお客さまが多いが、Pinkoiのショップの場合はほとんどが海外のお客さま。
◆「地下3階」過去のインタビュー記事「アジアを舞台に活躍する日本の人気アクセサリー3ブランド」
・樹脂の女(真鍋さん) ショップはこちら
ディップアートで季節の花をガラスのように美しく表現したアクセサリーを制作。
【ショップの傾向】
半分以上が海外のお客さまで特にアジア圏(台湾・香港・マカオなど)が多い。
リピート率が圧倒的に高く、30回以上購入している熱烈なファンも。
◆「樹脂の女」過去のインタビュー記事「ハンドメイドを越えた唯一無二の『art』を届ける:樹脂の女」
1. 日本と海外で人気アイテムは違う??
樹脂の女:日本と海外では売れるアイテムが全く違います。
海外には色がはっきりしていたり、存在感のある大きなモチーフが好まれます。一方、日本のユーザーさんはには、くすみカラーなどのニュアンスカラーが人気の傾向があります。
地下3階:私のブランドではモチーフや色に関しては日本と海外でそこまで大きな差はないように思います。ただ、パーツに関しては日本と海外で大きく異なりますね。
特に、【ノンホール(ピアス)】は海外のユーザーさんからのニーズは多くないです。
これには樹脂の女さんも大きくうなずいていらっしゃいました。
地下3階:ノンホールが無いですか?という質問をもらうことがあるのですが、必ずと言っていいほど日本のお客さまです。
樹脂の女:金具の話だと、海外のお客様はゴールドが好きな印象があります。18Kまでは行かないですが「樹脂の女」では10Kまでは選択できるようにしていて、よく売れます。金具にこだわりをもっている人が多いのかもしれません。
金具にも好みの違いが出るとは私も正直予想外でした。
それぞれの地域によって傾向があるのですね。
2. SNSについて
SNSに関しては、お二人とも海外用と日本用で分けていないとのこと。
フォロワーや情報が分散されてしまうので、アカウントは1つを運用しているそう。SNSのデータはよく見るようにしていて、どういった投稿の反応がいいかも常にチェックを欠かさないそうです。
特に「地下3階」さんはおやつや猫ちゃんの投稿も頻繁にしていて、アクセサリーに興味を持っていない人にも広くリーチをし、ファンを増やすという工夫をしているそう。なかなかSNSも奥が深いですね…
3. Thank youカードはおもてなしの一環
Thank youカードなど、商品に同梱して送るものはありますか?という参加デザイナーさんからの質問に、お二人は「もちろん同梱しています」と回答。
「樹脂の女」さんは3言語(英語、中国語、日本語)のパターンを用意し、お客さまごとにメッセージカードを入れ分けしているとのこと。「地下3階」さんも2言語(英語と日本語)のメッセージカードを同梱しているということ。
日本語の『ありがとう』は海外でも多くの人が知っているので喜ばれると思いますが、さらに自分が使っている言語でメッセージやお手入れ方法が書いてあると、親近感がわき、より嬉しくなりますよね。
4.そのほか海外販売で注意が必要なことは?
海外販売ならではの出来事について話題になったのは、自動翻訳についての落とし穴。商品仕様についてです。
地下3階:これはみなさん注意してほしいことです。商品仕様でノンホール、ピアス、イヤリングを設定したらタイ語が自動翻訳で全て「ピアス」になっていて、注文したものと違うものが届いたとタイからクレームを受けたことがあります。
中国語・英語まではチェックしている方もタイ語まではチェックしていないかも。
商品仕様を登録したら必ず、一度それぞれの言語をチェックしましょう。
それぞれの仕様に番号を振って、商品写真や商品説明に番号を振った画像を追加するとトラブルを減らせるので、おすすめです。
5. コロナ禍のブランド運営について
コロナ禍で運営が厳しくなったブランドも多いというお声もあります。
そんな中、お二人はそれぞれ工夫をされていらっしゃいました。特に印象的だったのは「地下3階」さんのお話。
地下3階:コロナ禍では自分用のアクセサリーを買う方は減るかもしれないけど、ギフト需要は減らないと考えました。よってギフト仕様にすることにとても力を入れました。
例えば、ギフト用のポストカードなどを作り直したり、ラッピングなども選択肢を増やしたりしました。9月は半分以上の方がプレゼント用に購入されていました。
いかがでしたか?
ここには書ききれないほど、まだまだたくさんの情報やアイデアを共有してくださったお二人。アクセサリーブランドのデザイナーさんはもちろんのこと、他のカテゴリーブランドも参考にできることが満載でした。
現在、日本のアクセサリーは海外の方にも大人気なカテゴリー。Pinkoiでもさらに盛り上がっていくことは間違いないでしょう。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のショップも見直してみてはいかがでしょう。
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Pinkoiではこのようにデザイナーの成功事例のセミナーや情報交換会も定期的に開催しているので、海外販売も安心して始められますよ。
\あなたもPinkoiでアイテムを販売してみませんか?/