想像してみてください:
もし一日中アトリエにこもって絵を書いたり、土をこねて陶器を作ったり、刺繍に没頭したり、布選びができたら……。「ものづくり」が何よりも好きなあなたにとって最高の幸せといえるのではないでしょうか。
▲ 美好歲月。のアトリエ
もし今あなたが大好きな「ものづくり」を仕事にしようと考えている、もしくはPinkoiでショップをオープンしようか迷っているならぜひこの記事を読んでみてください。好きなことを仕事にして、やりがいを感じながら働くための5つの大事なポイントを紹介します。
1)ものの見方を変える
▲ LOOPY!の制作現場
仕事や学校が終わって、家に帰り部屋にこもって創作活動に夢中になることでストレスを発散している人も多いのではないでしょうか。しかしもしあなたがこのストレス発散の手段であるものづくりをフルタイムの仕事にしたら、あなたはどうやって仕事中に発生したストレスを解消しますか?
つまりプロのデザイナー・クリエイターになるということは、今までリラックスするためにしていたことが「仕事」となり、ここから新しいストレスや悩みが発生する可能性があるということです。そして自分のブランドを運営していくことは長い時間と手間が必要。しかしその一方で「仕事」とすることで、自分の作ったものから収入を得ることもできるのです。
まずは自分でブランドを運営するメリットとデメリットを思いつく限り書き出してみましょう。そして最終的に自分で決めた答えが「あなたにとっての正解」なのです。
2)目標を決めよう
▲ 織林 Zi-art 手作り市に出店
もし趣味を仕事にしようと決めたとき、あなたを支えてくれるのが「具体的な目標」です。例えば「1ヶ月以内にPinkoiで商品を1回絶対に売る」、「1ヶ月以内に海外のお客様に10回以上商品を売る」など。
目標を決めるときに注意したいことは、「実現可能」「柔軟性がある」「測定可能」であることです。あいまいな「お客様を幸せな気持ちにする、喜んでもらう」という目標よりは販売回数や売上などの具体的な目標を作ったほうが、そこまでの歩みや現状を把握しやすいです。
3)新しい役割を理解する
▲ 花見小路 発送手配の様子
ショップをオープンし経営していくためにオーナーは様々な役割をこなさなくてはいけません。例えば、お客様からの問い合わせ応対、経理処理、Pinkoiショップのメンテンナンス、発送手配などなど、内容は多岐にわたります。
ここに趣味を仕事にする難しさがあります。今までは自分の好きなときに好きなものを作っていればOKでしたが、ショップを運営するとなると様々なことに目を配る必要があります。大事なのはこれら「管理や雑用」と「創作」のバランスのとり方。たくさんのデザイナーが最初に最も苦戦する部分です。
4)成功は自分気持ち次第
▲ Hello Studio 你好工作室の制作現場
人によって目指す場所は全く異なります。例えば「1ヶ月5回以上商品を売りたい」または「1年の売上が300万円以上」など売り上げに重点をおいている人もいれば、自分が作り出す商品のクオリティに重点をおいている人、そしてお客様との関係に重点をおいている人などすべてのショップは違う理想と目標を持っています。
だからこそあなたが今の状況を判断し、仕事やショップ運営がうまくいっているかを全部自分で判断するのです。売上はまだ少ないけれど、熱心なファンがいて何度もあなたの商品を繰り返し買ってくれる!人によってはこれが大成功。自分がどんなことに対して幸せを感じるのか、一度考えてみるのもおすすめです。
5)日々の生活を思いっきり楽しむ
▲ 旧木 日々の生活からヒントを得て作られたアイテム
もしあなたが「ものづくり」がそんなに好きではないのなら、きっと自分のショップを立ち上げようとはしなかったはず。だからこそ「ものづくり」を始めたときの新鮮な気持ちをぜひ忘れないようにしてください。ショップ立ち上げてすぐはやることが多すぎて、目が回るほど忙しいでしょう。
しかし毎日の生活の中で少しだけでも「自分をリラックスさせる時間」を持つように心がけてください。公園を散歩したり、大好きな甘いものと一緒にティータイムを楽しんだり、映画を見て泣いたり、あなたが感じたことすべてがまた作品を育てるのです。
いかがでしたか?趣味を仕事にすることに対してマイナスイメージを持っている人も少なくありません。しかしPinkoiでは多くのデザイナーが副業から本職に「ものづくり」をステップアップさせていますよ。
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