まずインターネット上でユーザーに商品に対して興味を持ってもらうには「写真」が何よりも大事です。これまでデザイナーズガイドでは様々な写真テクニックを紹介してきました。
では写真の次に大事なことは何でしょうか?興味を持った後、次に目が行くのは商品説明文です。ここで商品のアピールポイントやユーザーが知りたい情報をうまく伝えられるかが「売り上げを伸ばすカギ」。今回は人気ネットショップが実践している商品説明の5つのコツを紹介します。あなたのショップの商品説明はクリアできていますか?紹介したお手本のページに実際に行って、確認しながら読んで下さいね。
1)基本的な商品情報がありますか?
まずチェックしたいのが、基本的な商品情報が揃っているかです。今日はyuoworksさんのバッグの商品説明を紹介します。
✔商品のスペック
サイズ
底面 直径約18 cm
高さ 約22 cm素材
ジュート100%麻ひも
リネン100%布
サイズと素材の情報は必要不可欠。直接手にとって見ることができないユーザーはサイズ表記から大きさを想像し、素材表記からさわり心地や特徴を知ることができます。
✔大きさを具体的に伝える
財布、ハンカチ、化粧ポーチ、スマートフォン、文庫本くらいが入る大きさです。
こんな風に◯cm表記の他に、バッグなら中に入るものを一緒に書くととってもイメージがしやすいです。その他の商品でも「女性のこぶし大の大きさ」「十円玉くらいの大きさ」など身近なもので例えるのがオススメ。
✔簡単な商品紹介
底が円形、コロンとしたかわいいデザインです。
商品の特徴を紹介する時に、最初にひとことで商品を表すフレーズがあると◎。あなたの商品は「かわいい」「かっこいい」「優雅」「やさしい」どんな一言で表現できますか?
2)ユーザーが知りたい情報とは?
基本的な情報が書けたら、次はステップUP!ユーザーが欲しがっている実用的な情報を追加していきましょう。分かりやすくて細かい情報は、直接目で見て触れないユーザーの大きな助けになります。
続いてお手本にしたい人気ショップがそぞのぼさんの商品説明です。
✔この商品はこんな時に使える、オススメ
普段は折りたたんで
ちょっとしたおでかけや買いものに
こんな風に書いてあると、あぁこの商品は普段使いできる商品なんだなと、ユーザーは自分で使う時のイメージが湧きます。クラッチバッグなら「結婚式にピッタリ」や「女子会向け」など、あなたが想定しているシーンを加えてみましょう。
✔色んな使い方も紹介しよう
荷物が増えたら広げて
容量を増やすことができます。
スマイルな持ち手も
荷物が増えると
くいしばる持ち手になって頑張ってくれます。
このように1つの商品でも形を変えて使える場合は、そのことも忘れずに紹介しましょう。リバーシブルタイプのアイテムや付属パーツが取り替えられる商品など。
3)色違い・サイズ違いの商品をうまくアピールしよう
多くのネットショップは同じデザインで、色違い・サイズ違いの商品を持っていますよね。この場合商品の基本的なスペックは同じなので、商品説明文も同じになりがち。しかし多色展開やサイズを用意しているのなら、写真と商品説明でしっかりユーザーに伝えましょう。
✔同シリーズ商品のリンクを貼る
Gardenerさんの商品記述はとっても参考になります。
商品説明文の中で他の柄のリンクが貼ってあります。多くのショップオーナは「他にもサイズ用意しています」「◯◯シリーズ、他にもみてくださいね」と記述しています。しかし実際にリンクを貼るほうがユーザーに見てもらえる率はグググっとUPしますよ。
4)ストレスなく読める商品説明文を心がけよう
これまで①〜③で紹介してきた書き方がクリアできたら、次は説明文を分かりやすく書き込んでいきましょう。
✔説明項目ごとに区切る
サイズや素材、使用方法など商品説明の項目ごとに必ず段落を分けて、ユーザが読みやすいように入力していきましょう。tadanoyamamotoさんの商品説明はスマホ・PCともとても読みやすいですね。
✔発送までの期間
受注製作をしているデザイナーは特に注意。入金後どれくらいの期間で発送できるか、はっきりと情報があると、ユーザーも安心して買い物ができます。
受注生産のため、ご入金の確認から発送まで10~14日いただいております
よもぎやさんの商品説明欄では商品が受注生産であること、発送まで10〜14日かかることがはっきりわかりますね。
5)あなたのブランドにしかない特徴をアピール!
最後のポイントはあなたが生み出した商品の特徴や、あなたの商品に対する熱い思いを入れること!以下の3点をしながら、自分の思いをユーザーに届けましょう。
✔口調
あなたのブランド・商品はどんな個性がありますか?「ユニークで面白い感じ」、「エレガントな大人っぽい感じ」それとも「アート性が高い」?それぞれのブランド・商品イメージに、よく合う口調を使うと◎。まさにブランド・商品を擬人化するイメージです。
✔写真を追加
商品説明欄に写真を追加するのも効果的!説明文と一緒に制作現場や更に細かい素材の写真などを追加してみましょう。
✔他のブランドとあなたのブランドが違う部分はどこ?
例えばタイの人気ブランドMoomin Jewelryはアクセサリーの包装にかなりこだわっています。(ムーミンのショッピングバッグ付!)商品以外にも特典があるなら、買ってみたくなりますよね。そんなあなたの「こだわり」を商品説明欄でぜひシェアしましょう。
最後に)
商品説明欄の最後は「何かわからないことがあれば、いつでもお問い合わせください」「いつも応援いただき、ありがとうございます」など、あなたがページを訪問してくれたユーザーに伝えたいメッセージを書きましょう。
商品説明文チェックリストまとめ
□ 基本的な商品情報
□ ユーザーが知りたい情報
□ 同シリーズのアピール
□ 簡潔で見やすい文章
□ ブランド・商品の個性をアピール
売れているネットショップをよく見ると、この基本的な5つのコツがきちんとできています。もし、写真もキレイで商品も悪くないのに売れない…。そんな悩みがあるときは一度商品説明文を見直してみましょう。伝わる商品説明文は販売力に直結します!
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