毎年恒例となっている「クリスマスマーケット」の準備は、みなさんできていますか?クリスマスに向けた新しい商品の開発や写真撮影はもちろんですが、忘れちゃいけないのが「ラッピング」。お客さんは、みんなPinkoiにクリスマスギフトを購入しにやってきます。そんなときに、おしゃれなラッピングがあれば目を引きますよね。
そこで今回は、抜群なセンスを持つ「什物 a kind of café」のデザイナー・Yulinさんに型染めを使ったオリジナルラッピングペーパーのつくり方を教えてもらいます!みなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。
「型染め」とは?
型染めとは、日本の伝統的な染色技法の一つ。型紙を繰り返し型置きすることによって生まれる模様と、型を使うことで生まれるきれいな線が特徴的なんです。
今回はオリジナルのラッピングペーパーを使って、商品をおしゃれに見せることが目的。クリスマスマーケットに向けて大量に商品を用意するときにはもちろん、その後も通常のラッピングペーパーとして使えます。
それではさっそく、Yulinさんにつくり方を教えてもらいましょう!(写真では、紙の替わりに布を使ってつくっています)
STEP1:型のデザインを製作
まずは印刷したいデザインの型をつくっていきます(ブランド名やロゴ、モミの木、雪の結晶、トナカイなど……)。セルロイド紙もしくは厚手の紙を使ってつくりましょう。デザインが決まったら線にそって切り取れば、繰り返し使える型が出来上がります。
STEP2:デザインを作成
型を紙のうえに置き、ブラシとアクリル絵の具で、くぼみの上から色をのせていきます(型が動かないように、マスキングテープを使って固定しておきます)。型のデザインに合わせて、好みの色を塗っていきましょう。
Tips:Yulinさんは、アクリル絵の具のほかにガッシュ(不透明な水彩絵の具の一種)を使うことが多いそう。色がはっきりとしていて、セブンイレブンのカラー印刷でもきれいに出力されるんだとか。
STEP3:細かなところを調整
さらにラッピングペーパーの完成度を高めたい場合には、細かなところに手を加えていきます。Yulinさんは、細い筆を使って植物に白い線を入れていました(写真左)。手描きで文字を書き加えてもかわいい(写真右)!温かみがある感じに仕上がりますよね。
△ 色鉛筆を使って隙間に赤いドットを描くだけでも、クリスマスらしさが出ます!
ラッピングのテクニック
ラッピングペーパーができたら、次はラッピング方法も学びましょう。
1:基礎的なラッピング方法
例えば、本やノートや手帳などに。まずは、ラッピングペーパーで包み、リボンや紐・ワイヤーなどで結びます。(ここではクリスマス感を出すために赤と白の紐を使っています)
2: 巻き帯ラッピング
Pinkoiには手作りのスイーツも多いので、今回はパウンドケーキを例に紹介していきます(Tシャツやトートバッグなど、柔らかい素材のもののラッピングにもぴったりです)。基本的なパッケージで商品を包んだのちに、帯状にしたラッピングペーパーで巻いていきます。
Tips:商品がお花の場合は、色のあるラッピングペーパーで巻くとシンプルながらもおしゃれな巻き帯になります。商品がシンプルな場合は、パターンが付いた包装紙(写真のように)で巻くと、おしゃれに。
△ 赤い糸を巻くと、お祝い感が出ます!
3: ラベル / ミニギフトパッケージ
巻き帯ラッピングを、ちょっとアレンジ。ラベルのように小さめのサイズにカットしたラッピングペーパーを商品に貼るだけで、だいぶ違う雰囲気に!
・ラベル
・ミニギフト
4: 透明な商品
スターバックスのグラスギフトにインスピレーションを受けたというアイデア。グラスのなかに、ラッピングペーパーを入れるだけおしゃれに見えるんです。
「什物 a kind of café」のYulinさん:
ラッピングペーパーで包むことで、同じ商品でも全く異なる雰囲気になるんです。Pinkoiのデザイナーとして、想像力を持つことはとっても大切なこと。常にクリエイティブティを考えることが、お客様に誠意を表すことにもなると思っています。
急ぎでラッピングが必要なときには、クラフト紙をコンビニに持っていき、印刷したラッピングペーパーのコピーを貼り付け、手描きのロゴを付け加えることも(笑)
△ 型染めはラッピングペーパーだけでなく、作品づくりにも使えるんです!
△ 生地に型染めをすれば、おしゃれな枕やクッションにも!
みなさんも記事を読んでいるうちにインスピレーションが湧いてきたのでは?今年のクリスマスに向けて、一緒にラッピングペーパーをつくってみましょう。
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原文:【聖誕禮物包裝】用「型染」技巧,DIY 屬於你的品牌包裝紙!
翻訳:Ayumi