Pinkoiサイト上にはたくさんの商品が並んでいます。ブランドは定期的に新たなデザインのアイテムを発売するだけではなく、合わせて、多くのユーザーにアイテムに注目してもらうために対策を取ることが大切です。特にユーザーのクリック意欲を最も左右するのは、商品のトップ画像と商品名だと言われています。
商品写真の撮影については、過去の記事を参考にしていただき、ぜひ改善ポイントを探してみてくださいね。
今回Pinkoi広告担当のVickyが皆さんにクリック意欲を引き出すもう一つの重要なポイント「商品名と関連キーワード選び」についてお伝えします!商品のキーワードは、正確なターゲット層とあなたを結びつけてくれるだけでなく、商品の露出範囲を広げ、より多くの人に見てもらうための非常に重要なポイントです。
おすすめのキーワードはどこで見る?
広告ツールを使用してしばらく経つと、システムは商品のサブカテゴリーと関連データに基づき、自動的に適切なキーワードを生成します。実際に広告ツールのページに入り、商品名をタップするだけで、商品の詳細なデータを見ることができます。
商品の詳細ページでその商品のおすすめキーワードを見ることができ、キーワードの隣におすすめの理由が表示されます。主に「関連性」と「人気度」をもとにキーワードの推薦が行われています。(今後も引き続きその他の推薦システムがリリース予定。)
関連性
商品のサブカテゴリーをもとに、そのカテゴリー下の商品と関連度が高いキーワードを推薦します。これにより、さらに正確に商品情報を説明し、関連性と商品の品質スコアを向上させることができます。
人気度
商品のサブカテゴリーをもとに、過去一定期間におけるユーザーの検索人気度が高いキーワードを推薦します。これにより、市場のトレンドを把握でき、季節性の高い関連するキーワードであれば、状況に応じて変更する必要があります。
- 以下のような状況の場合、一部の商品はおすすめキーワードがない可能性があります。
- 商品の広告がまだ掲載開始していない
- 広告掲載開始してから7日未満である
- 商品がその言語での商品説明文を設定してしていない。例えば、英語の商品説明が未設定で、英語のおすすめキーワードが出てこない
- おすすめのキーワードは毎週月曜の午前0時(UTC+8)に更新されます。
キーワードはどのようにして使用するか?
システムが提示するキーワードを参考にすることができます。キーワードの関連度合をもとに、使用したいキーワードを選択し、商品タグまたは商品名の変更をクリックすると、直接その商品タグまたは商品名を修正することができます。
- タグの数の上限(10個)と商品名の文字数上限(60字)に注意して設定してください。
商品に異なる言語の商品名を設定している場合、おすすめキーワードでその言語のおすすめキーワードを見ることができ、同様の方法で異なる言語の商品名を変更できます。この機能では自動的に新たに追加したキーワードを最後尾に入れます。皆さんはキーワードの重要度または語順のロジックを見て、手動でキーワードを配置する位置を調整し、確認後にクリックして編集を保存します。
同様に商品ごとの広告パフォーマンスから、個別のキーワードのパフォーマンスを見て、効果の良し悪しに対して改善・調整を行うことができます。
おすすめに従ってキーワードを追加したその後は?
キーワードに商品名またはタグを追加すると、ユーザーがこのキーワードを検索する時にPinkoiの検索結果に表示されるようになります。キーワード調整後、広告パフォーマンスがどのように変化しているかを見て、効果が出ているのか、もしくはさらに調整が必要なのかなどを定期的にチェックしましょう。
そもそもキーワードについてあなたはどれだけ理解できていますか?キーワードを大まかに以下のいくつかの種類に分けて基本を学んでいきましょう。
メインキーワード
通常はブランド名またはあなたが商品につけた名前で、このカテゴリーのキーワードは検索量が最も少ないものの、クリック率は一般的にやや高くなります。これはユーザーがすでにあなたのブランドまたは何か特定の商品を知っていることを意味しており、またそのため、購入に結び付く確率も比較的高くなります。
カテゴリーキーワード
これは同じ商品カテゴリーで相互に共用できるフレーズを指します。例えば、材質、色、商品の種類などが挙げられます。このカテゴリーのキーワードは、検索量がメインキーワードよりも多いものの、クリック率は一般的にメインキーワードほど高くありません。このカテゴリーのキーワードを検索するユーザーは、通常ある特定のカテゴリーの商品を選択する意向は比較的高いものの、特定のブランドの商品を検索しているわけではないため、購入に結び付く確率はやや低くなります。
共通キーワード
様々な商品カテゴリーに適用することができるキーワードを指します。例えば、祝日やイベント関連のキーワードなどが挙げられます。表示回数は最も多いですが、この共通キーワードを検索するユーザー欲しいアイテムが明確化している可能性が低く、クリック率とコンバージョンレートはメインキーワードとカテゴリーキーワードに比べて低くなります。
キーワードに対する基本的な認識があれば、どういったニーズに合わせてキーワードをつけたいのかを考えることができ、異なる種類のキーワードの効果をそれぞれどのように評価すべきか明確になると思います。
0. 適切な期間を選択する
すべてのデータ分析は、十分なデータ量が必要があります。十分なデータを元にすることで、より正確なデータを算出することができます。
ここで表示されるパフォーマンスは30日間のデータです。週末と平日のアクセス数に差があるため、サンプリング時間が短すぎることでデータ判断に誤差が生じないよう、商品名またはタグを編集した7日後に、過去7日間の1週間全体のパフォーマンスを観察することをおすすめします。そうすることで、毎日のアクセス数の上下の差異を均等にすることができます。
また同時に、パフォーマンスの中で表示回数の主な源であるユーザーの「カテゴリー閲覧」或いは「キーワード検索」を確認できます。そのうち、「カテゴリー閲覧」の表示回数が大部分を占めるため、キーワードの露出数が一定数まで蓄積されてから、関連の判断を行うとより正確になります。
過去7日間の表示回数がやや多いいくつかのキーワードの表示回数を最低100以上にさせていただくことをお勧めいたします。こうすることでデータにより参考にする価値が生まれます。もし判断条件を満たさなければ、まず「カテゴリー閲覧」の平均順位と「システムからのおすすめ単価」を利用して、クリック単価が低いために表示回数が少なくなっているかどうかをチェックしてみましょう。
一定量のデータが得られたら、最適化を進めましょう。
※以下の比較は、いずれも「同じ商品の異なるキーワード」間でのデータの比較です。
1. キーワードの表示回数がやや少ない & クリック率がやや低い
表示回数が少なく、クリック率が低いのが、もし共通キーワードまたはカテゴリーキーワードであれば、変更を加えることをおすすめします。これは検索するユーザーが少ないことを意味しており、このキーワードが検索されたとしても、表示された検索結果がユーザーが予想していた内容と違っていたため、この商品をクリックしなかった可能性があります。
もし問題のキーワードが商品のメインキーワードであれば、ひとまず掲載を継続し他の原因を検討してみましょう。もしかするとメインキーワードのクリック率は他のキーワードに比べ比較的高いため、パフォーマンスが悪い原因は、もしかするとユーザーが予想していた検索結果ではない可能性があります。例えば、商品名が「ケーキの柄の靴下」で、ユーザーが「ケーキ」と検索した場合、表示されると予想するのは食べ物であり、靴下ではありません。このような場合、キーワードの「ケーキ」はこの商品のクリック率において低くなります。
2. キーワードの表示回数がやや多い & クリック率がやや低い
表示回数がおいもののクリック率が低いのが、もしカテゴリーキーワードまたは共通キーワードであれば、まず商品とキーワードの関連度を再度確認しましょう。関連性の低いキーワードは、クリック率が非常に低いからです。たとえ多くのユーザーがこのキーワードを検索し、あなたの商品も正常にユーザーに表示されたとしても、キーワードと商品の関連性が低ければ、ユーザーがその商品をクリックしようという意欲は低くなります。このような場合、キーワード自体の変更をおすすめします。なぜなら、クリック率の良し悪しは商品全体の品質スコアに影響するからです。
しかし、あなたの商品とキーワードの関連性が高ければ、このキーワードの優先順位を上げるべきかどうか優先的に確認してみることをおすすめします。キーワードをタイトルのやや目立つ場所に置くことで、タイトルを通じてユーザーの注目を集め、「商品とキーワード」の関連性をアピールすることができ、そこからクリックを増やすことができる可能性があります。そのほか、商品のトップ画像を調整して、商品画像とこのキーワードの関連性をさらに強調することも可能です。商品画像を通じてイメージを伝え、ユーザーが商品をクリックする意欲を高めることができるかもしれません。
3. キーワードの表示回数がやや低い & クリック率がやや高い
問題となっているキーワードのタイプがメインキーワードの場合、表示回数は低いものの、クリック率が高いというのはよく見られる現象です。引き続きこのキーワードを使用することをおすすめしますが、このようなデータはあなたのブランドの知名度にはまだ大きな成長の余地があることも示しています。
まずはその他の関連カテゴリーキーワードや共通キーワードを増やしてみたり、同時に Pinkoi の各種マーケティングイベントに積極的に参加することで、より多くのユーザーに別の場所からあなたの商品を見てもらい、ブランドに対する認知を上げていきましょう。ユーザーにあなたのブランドを覚えてもらい、必要な時に思い出してもらうには努力と長い時間が必要ですが、それによってメインキーワードの表示回数は必ず少しずつ増えるはずです。。
カテゴリーキーワードまたは共通キーワードの表示回数がやや低いが、クリック率は良いという場合は検索するユーザーは少ないものの、商品がこのキーワードの検索結果に現れるだけで、高い確率でクリックされることを示しています。このタイプのキーワードは、引き続き掲載を継続することをおすすめします。しかし、キーワードの優先レベルを下げ、商品名の末尾または商品タグに置くようにして、商品が引き続き検索結果に現れるだけでなく、商品名の中で最も良い露出位置(通常は冒頭)には関連性が高く、表示回数も多いキーワードを設定しましょう。
4. キーワードの表示回数がやや多い & クリック率がやや高い
“You are the one!”
このタイプのキーワードには、なかなか出会う事はできません。もし見つけることができたらしっかりメモしておきましょう!このキーワードは直近の検索人気度が非常に高いことを示しており、ユーザーの購入ニーズも高いと考えられます。しかしながら一部の共通フレーズは季節性があるものであることに注意が必要です。例えば、祝日に関連するキーワードは祝日前の検索量とクリック率がいずれもやや高いものの、祝日が終わると一気にその波が引きます。そのため、このタイプのキーワードは、あるタイミングで変更すべきかどうか判断する必要があります。
このタイプのキーワードに出会ったら、キーワードの優先順位を前に移し、商品タイトルのやや目立つ場所に置くことをおすすめします。そうすることで、ユーザーはすぐに「この商品とキーワードに関連する」情報を入手でき、さらにクリック意欲が高まります。
もし自分のメインキーワードのパフォーマンスがいいとしたら怖いことはありません!多くの人があなたのブランドまたは商品を知っていて、直接そのキーワードを使って検索していることを意味します。一般的にこのタイプの商品はショップの看板となり、継続的にショップにアクセス数をもたらすことができます。
適切なキーワードを使うことで、あなたのブランドのターゲット層を見つけよう
適切なキーワードは、ブランドと正確なターゲットグループを結び付けてくれるだけでなく、商品の品質スコアを上げ、さらに商品をより上位に表示させることができます。ただし、キーワードの応用と組み合わせは時間をかけて研究するべき知識のため、答えというものはありません。またこれだけで勝ち抜けるという方法でもないため、絶えずテストし、調整する必要があります。そうすることでやっと商品、ブランドにとって最も適した方法が見つかるはずです。皆さんも以上の方法を参考に、ご自身の商品のキーワードをチェックし、分析を行ってくださいね。
「私たちは絶えずユーザーが検索するであろうキーワードを推測し続け、最も重要なキーワードを商品名のトップに置かなければならない」——ブランド U
過去に行われたブランドへのインタビューで、あるデザイナーが彼のキーワードに対する観察についてシェアしてくれました。
今まではは推測で使用するキーワードを選んでいたかたもいらっしゃるとおもいますが、これからは広告ツールの「キーワード推薦機能」によって、手軽に関連度が高く検索人気度が高いキーワードを獲得することができるようになります。今後は広告露出でさらに高いパフォーマンスを発揮することができるようになると考えています。
以上の内容をご覧になって、キーワードに対してより一層認識が深まりましたか?
何か感想があれば、ぜひinfo@pinkoi.comへメッセージを送っていただき、Pinkoiにもぜひシェアしてくださいね。