コミュニケーションとか。コミュ力とか。
最近では、このような能力が日本社会で生き抜くために必須だそう。でも時々、なんだコミュニケーションと聞くだけで、胸が苦しくなるのは私だけでしょうか? なんだか空気を読む力が必要とされているようで…。
そんな思いを抱えていたときに、友人からの紹介で出会ったのがこの台湾茶ブランド『等等(デンデン)』。そっと渡されたティーバッグの中には、なんとおみくじが。
底に書かれていた言葉が、「幸せはもうすぐやってくる」でした。お茶を飲む間ずっとこのおみくじの言葉を噛みしめました。ピーンと張り詰めていた緊張がふわっとゆるんだひと時でした。
ちゃんとやらなきゃ、頑張らなきゃって。
ついつい張り詰めてしまう、私みたいなあなたにすすめたいお茶ブランドのお話。
等等の目指していること
不安にならず、少し待ってみる
心と身体をゆるめて、待ってみる
時間を醸造するように、待つ時間は楽しく美しい。日々の暮らしも、あなたの感情も、そしてお茶を淹れるときも。
普段の生活に「待つ」時間を与えてみませんか。
台湾茶ブランド等等のおすすめ商品は?
台湾茶の中でも個性あふれるな『烏龍、金萱、四季春、蜜香紅茶、冬片、包種』の6種が私たち「等等」の主力商品です。それぞれの商品名もこだわりをもってつけました。
お茶の風味から得たインスピレーションを元に、あなたの生活を祝福するような縁起の良い言葉を付けています。そして私たちの台湾茶と台湾文化を結びつけるために、おみくじをそれぞれの商品に入れています。(台湾でもおみくじは媽祖廟的六十甲子籤といい、多くの人に愛されています)
等等にとって、良いデザインとは?
台湾茶のおいしさにこだわることはもちろんのこと、「ゆっくりお茶を淹れる時間を楽しんでもらうこと」を私たちはブランドのポリシーにしています。そんな私たちのポリシーは日本の茶道の精神にも通じると思っています。
熱湯を注ぎ、茶葉が開いていく時間。
心の中に抱えたことをゆっくりと、解きほぐす時間にして欲しいんです。
等等の品質へのこだわりとは
主力商品である『烏龍、金萱、四季春、蜜香紅茶、冬片、包種』の6種の茶葉の品質にはかなり自信を持っています。これらのお茶は台湾の中でも多くの茶園が栽培をしていますが、その中でも特に風味が安定している茶園から、原茶葉を買い付けています。まだ種の段階から収穫、そして包装まですべて等等が責任を持って関与、監督しています。
日本の文化で気になることは?
もともと台湾式のおみくじが大好きでした。しかし日本にも似た様な文化があると知ってからは、日本の神社、そこにあるおみくじや招き猫などの縁起物にとても惹かれています。日本旅行に行く際は、お守りやおみくじをついつい買い集めてしまいます。
聞いたところによると、日本にはダルマの故郷とされるお寺もあるそうですね? 次回日本に行った際には必ず立ち寄りたいです。そして寺社にまつわる日本文化をもっと理解したいと願っています。
等等の挑戦
2017年から、香港、深センなど海外のマーケットにも参加するようになりました。違う国の人が私たちのお茶を飲んで「おいしい」と言ってくれることはとても素晴らしいこと。日本のみなさんにも台湾茶の魅力、そして台湾文化を私たちのお茶を通じて感じて欲しいと思っています。今後も、世界の様々な場所に私たちのお茶を届け、文化の交流をしていきたいです。
ひとりひとり、歩んできた人生の道はちがう。
ひとりひとり、好きな味・好きな香りちがう。
だからこそ、私たちはまだまだ学ぶことがまだあるし、成長していけると願っています。
テキスト:東 洋子
写真提供:等等