おいしいってよく聞くけど「台湾茶」ってどんなお茶なのか知っていますか?
今回の台湾カルチャー通信は、台湾の人気お土産No.1の台湾茶について紹介します。これさえ読めば、何を買えばいいのか・どう選べばいいのかまるっと分かるはず! 少し長くなりましたが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
台湾茶とは…
台湾茶の歴史
まず知っておきたいのが、台湾茶っていったい何? 普通のお茶と何が違うのということ。
台湾茶は1810年に中国福建省の商人が茶の木を台湾に伝えたのがはじまりだそう。お茶の木は中国大陸から持ち込まれたものですが、中国とは大きく気候が違う台湾で、独自の進化を見せました。さらに台湾ではお茶の木だけではなく、製法も中国本土とは違う進化をしたのです!
豆知識 ⇒ 台湾茶も中国茶に分類されるている。でも中国茶にはない特徴を持っている。
台湾茶の特徴
Q)台湾茶は日本茶と比べて何が違うんでしょう?
答えは…「ウーロン茶」が多いこと。
もちろん、ウーロン茶以外にも、紅茶や緑茶など色んなお茶が栽培されていますが、ウーロン茶の流通量が圧倒的です。ウーロン茶は不発酵の緑茶と全発酵の紅茶の中間にあり、発酵の度合いによって風味が全く変わるのが大きな特徴。そして台湾では一般的に茶葉を刻みません。熱いお湯を注ぐと、花開くように大きな茶葉が広がる姿も台湾茶ならでは。
豆知識 ⇒ 台湾茶はウーロン茶が多い! そして茶葉が大きい。
台湾茶の産地
出典:久順銘茶さま
台湾の産地は上記の地図の通り、大きく4つのエリア。有名な茶葉の多くは台湾中部の高山エリアで作られています。
台湾茶の種類
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東方美人
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凍頂烏龍茶
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南港包種茶
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文山包種茶
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木柵鉄観音
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龍潭龍泉茶
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高山茶
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梨山茶
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松柏長青茶
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金萱茶
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阿里山珠露茶
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港口茶
代表的な台湾茶の種類を上げてみました。上記のお茶は全てウーロン茶! こんなにもウーロン茶の種類があるなんてビックリですね。
ウーロン茶以外では
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蜜香紅茶
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日月潭紅茶
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三峡龍井茶
などが台湾でもよく飲まれる有名な銘柄です。
Q)でもいったどれを選べばいいの?
たくさん種類があって、どれも特徴があります…。そこで今回はPinkoiマガジン編集長ヨーコの独断と偏見で、おすすめの品種BEST 3を選びました。
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロン)
台湾茶を飲んだことがなくても、凍頂烏龍茶という名前は一度くらいは聞いたことがあるのでは? 凍頂烏龍茶は台湾の中部・凍頂山エリアで採取されます。昨今の台湾茶ブームの中心的存在と言えるでしょう。日本で一般的なウーロン茶に比べて低発酵なので、お茶の色は蜜のような黄色、そして花のような香りと優雅な味が特徴です。深い緑色をした茶葉は、ながめているだけでもうっとり。
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金萱茶(キンセンチャ)
金宣茶は台湾で開発された新品種です。初めて金宣茶を飲んだ時、何が混ざっているんだろう…と思うほど、バニラのような生クリームのような香りがしました。中にはこのミルクの香りを増すために、香料が入っている茶葉もあるそうです。しかし! せっかくなので初めて金宣茶を飲むなら、無香料で茶葉100%のものを選んで。私が感じた感動を味わってほしいです。
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蜜香紅茶(ミッコウコウチャ)
最後はウーロン茶ではなく台湾の紅茶を紹介します。実は私、今まで紅茶ってしぶくて、あまり好きではなかったんです。同じ渋いものなら、コーヒー飲めばいいじゃんって思ってました。でも、台湾の紅茶を飲んで紅茶のイメージが180度転換! 渋くないし、後味の甘みが延々と口の中で続く幸せ…。至福のティータイムにぴったりのお茶を求めているなら、一度は試してもらいたい紅茶です。
▷ コチラ◁ で詳細をチェックできます
もっと自分の好みで選んでみる?
デザイン重視なあなたにおすすめ
部屋に置くならパッケジーがおしゃれなお茶がいい! そんなあなたにおすすめのお茶ブランドがSonbérnor(ソンバイノン)。まさかこの中に台湾茶が入っているなんて、想像できないパッケージ。自宅のインテリアの一部としても、仲良しの女友達へのプレゼントにもぴったりです。
かわいい…。
モノよりは想いを重視したいあなたにおすすめ
台湾初の台湾茶を通したエコヴィレッジを設立したいと語るのはBluemagpietea(ブルーマグピエティー)。台湾でも日本と同じように、環境破壊が進んでいます。多くの美しい里山が失われつつある中で、Bluemagpieteaはきちんと考えて自然と関わろうと台湾茶の販売をはじめました。無農薬にこだわり、自然と人間が共生できる世界を目指す彼らのお茶を飲んで、あなたも環境保護に参加しませんか?
手軽に台湾茶を楽しみたいあなたにおすすめ
台湾茶と聞くと、ちゃんとした茶器を用意し、正式な手順を覚えなければ! と感じる人もいるかもしれませんが、ティーバッグを使って手軽に楽しむこともできます。おいしい台湾茶ブランドのティーバッグを選べば、茶器を使って淹れるのとほぼ同じ香りと風味を出せます。ポイントは沸騰したてのお茶を200ccほどそそぎ、1分ほど蒸らすだけ。また、夏場は350ccのお水にティーバッグを入れて、一晩寝かせると水出しウーロン茶も出来上がります。
△日本のテレビ番組でも紹介されたことのある「Wolf Tea(ウルフティー)」
ティーパックタイプで手軽に台湾茶が楽しめます♪
選べそう…ですか?
いかがですか? 今回は台湾茶の基礎的な知識と、Pinkoiで販売しているオススメの台湾茶を紹介しました。飲んでみたいけど、よく分からないというあなたのお役に少しでも立てたのなら嬉しいです。また台湾茶をお取り寄せするのはなんとなく怖いなと思うかもしれませんが、台湾の農薬検査基準は日本よりも厳しいのでご安心。Pinkoiで販売されている台湾茶は全て農薬検査を通り、認証を得たものばかり。ぜひ一度味わってみてください。
テキスト:東 洋子