ヴィンテージ物は好きですか?
近年は台湾でも、古着を扱うセレクトショップが多く見られるようになってきました。
まとめるとヴィンテージ風というジャンルになりますが、古着のスタイルをよく見ると、アメリカ風、日本風、台湾風の 3 つに分けられます。
今回は Pinkoi にある個性的な古着ショップの中からオススメの 7 つをご紹介します。どれも台湾や香港といったアジアの古着屋さんなので、日本とは少し違うテイストの服が見つけられるかも。
では、さっそく掘り出し物を見つけにいきましょう!
おすすめの台湾古着屋① Banana Cats(台北)
苦労してコツコツ積み重ねるという昔の考えがあったからこそ、現代まで残る服があります。Banana Cats では古着を愛しているがゆえに、そうした考え方にも共感しているそうです。
「Banana Cats」の古着は、カラフルな民族風でありながら、ふわっとしたガーリッシュさもあるのが特徴。台北市大同区の赤峰街にある店舗の入口には、やわらかなオレンジの光が灯っていて、入口の壁を飾るレトロな台湾の鉄窓やなつかしいプリントのタイルが目を引きます。
玄関口には旧式のスクーターも停められていました。
おばあちゃんの少女時代の頃にタイムスリップしたような店内には、ワンピースやコート、アクセサリーといったヴィンテージ物がたくさん。
アンティークバッグやサンダルなどのヴィンテージの革製品もあり、どの商品からも昔の持ち主の「輝きあふれる人生」が伝わってくるようです。
おすすめの台湾古着屋② A ROOM MODEL(台北)
「自分のスタイルが周りに受け入れられないときも、最後まで貫くこと」という信念こそが、台北にある古着屋「A ROOM MODEL」が持つ、古着への情熱とこだわりを表しています。
台北の中でもファッション好きがあつまる東区エリア。その一角にある民家の 2 階にひっそりとたたずむ店舗の中は、美しいヴィンテージ物でいっぱいです。
店内にあるヴィンテージ物は 70 年代前半~ 80 年代のものが中心になっていて、どの商品もチェックとメンテナンスが行われ、新しい命が吹きこまれています。
サングラスから服、リュックに至るまであらゆるものがそろう店内は、ひと昔前の雰囲気に包まれていて、足を踏み入れると何世代か前の時代にもどったような感覚になります。
「A ROOM MODEL」は、ヴィンテージの魅力をこう語ります。
「レザーのバッグは使いこんでいくうちに、少しザラッとした重厚感が出てきます。それに時間の経過によって色が抜け、自然に穴が開いたジーンズは、機械で加工して色を抜いたものよりもずっと味がある。ヴィンテージ品は探して手に入るものではなく、どれも偶然の出会いで見つかるものです。どの商品も世界に 1 つしかないということが魅力です。」
おすすめの台湾古着屋③ Back to Green(台北)
「Back to Green」は、リサイクルした古着を扱う唯一の古着店。
古い物は時間が経てば経つほど魅力が増していくものです。ブランド名に Green(緑色)という言葉をいれて環境保護のイメージをプラスすることで、商品に生き生きとしたイメージをもたせています。
古着のメンテナンスやリサイクルを通して服の命を循環させ、最終的に資源のムダ使いをゼロにすることが彼らの大きな目標です。
台北の萬華区にある実店舗には目を引く商品がたくさんあり、ピンク色の壁やアメリカ国旗の飾りがヴィンテージ物の魅力を引きたてています。
古いレザーシューズや MA-1、古着のニットなどが並ぶ店内は、じっくり見てまわればきっと掘り出しモノが見つかるはず!
おすすめの台湾古着屋④ 古漾 GoYoung Vintage(台北)
「古漾 GoYoung Vintage」では、素朴でシンプルな生活や物事、そして昔の時代の物がもつ新鮮さや価値を感じとることを大切にしています。
そういったものは、ずいぶん前に失われてしまった美しい記憶を呼び起こしてくれるものです。
台北市大安区にある店舗は、世界各地から集められた古着が集まる場所。
ワンピースやレザーバッグ、レザーシューズはもちろん、店内に置かれた木製のテーブルや椅子もヴィンテージ物の美しさを引きたてていて、1 つ 1 つの古着に新たな命を吹き込んでいます。
どの服にもそれぞれの味わいがあり、1 着 1 着の古着にはすべて魂が宿っています。この時代まで残されてきた物たちは、私たちの今を輝かせてくれているんです。
年代モノの服やアクセサリーが好きな人は要チェックです!
おすすめの台湾古着屋⑤ Tsubasa.Y(台中)
「Tsubasa.Y」が取り扱うのは、昔の日本と台湾の雰囲気が流れる洋服たち。
店内にあるビビッドカラーのプリントシャツや和服をリメイクしたコートは、ブランドのもつ自由や反骨精神をはっきりと表しています。
扱うヴィンテージ商品は、100 年前から英国皇室御用達となっている Barbour のオイルコートや、Levis、Lee、Versace、Boy London のデニムコート、そして刺繍ロゴやワッペンが目を引く 20 年代の FFA ジャケットまで幅ひろく取りそろえてあり、品ぞろえのよさと斬新さには引けをとりません。
オーナーである Tsubasa(翼)は、古着を愛する人たちがそれぞれの服がもつ質感やストーリーを感じることで、時空を超えたような驚きを体験してほしい、と言います。
台中の若者があつまる一中街にある店舗の外観は、昔の日本でよく見られた店舗の雰囲気を模したもの。
店内の商品はカラフルな柄物の古着を中心に、シンプルなデザインの古着もそろっていて、日本と台湾の古着の魅力が存分に楽しめるようになっています。
おすすめの台湾古着屋⑥ 島.shima(台南)
「多様な価値観が入り混じる世界の中、この島で自分のスタイルを作り出す」という信念は、台南にある古着屋「島.shima」が大切にしているものです。
今の時代はむやみにファストファッションをうながして、買うなら今しかないと謳っているけれど、どの服も品質はそれなりのものばかり。
それとは反対に、古着にはこれまでの時間がぎゅっとつまっていて、ファッションには一定の価値があるということを示しています。
古着のデザインは今の流行りに合うとは限りませんが、流行りのものとはまた別路線のファッションスタイルとも言えるはず。
古着の良さは、時代が変わっても失われることのない独特な味わいにあるのです。
また、「島.shima」のコンセプトは、どんな人も「オシャレをして、自分だけの島(スタイル)が楽しめること」。
あつかう古着はヨーロッパ風で、ウエスト部分が強調されるハイウエストスカート、厚みのあるノースリーブシャツなど、古い時代の上品なファッションスタイルを感じることができます。
おすすめの香港古着屋① Hello Hippie “I am a Vintage weirdo”
香港の古着ブランド「Hello Hippie “I am a Vintage weirdo”」は、世界各地から買いつけた古着を販売しているお店。
店内はなつかしさがありつつもスッキリとした空間で、椅子の上にある盆栽や古い壁かけ時計、昔の電話機が店内全体のさわやかさに違和感なくとけ込んで、ブランドのユニークな雰囲気を引き出しています。
ガーリッシュなスタイルが特徴で、デニムワンピースやサロペットスカート、フリル袖のブラウスなどは、すべて店長がとことん選び抜いた商品です。
「Hello Hippie “I am a Vintage weirdo”」はこう語ります。
「古着は 1 つの文化が存在した証拠のようなもの。年月を経た洋服たちのデザインや質感、プリントなどはこの世に二つとない個性です。古着を愛することは、純粋にその独特なスタイルが好きということ。私と同じように古着が大好きな人たちに、いろいろな古着を伝えていきたいんです。」
ブランドの考え方も含めてファンになってしまいそう!
まとめ
普段のコーデには取り入れづらいイメージがある古着ですが、帽子やバッグなど取り入れやすいものもたくさん。
人とかぶりやすいガウンや T シャツも、古着から探せばきっと一点モノが見つかりますよ〜。
新しい服を探している人は、ぜひ今回紹介した古着やさんをチェックしてみてくださいね。
掘り出しモノを探しはじめたらきっと止まらなくなってしまうはず!
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