台湾人といえば、お肌がきれいなイメージ。その素肌を活かして、メイクもナチュラルでシンプルな印象ですが、実際はどれくらい美容のことに興味があるの?
ということで、気になるメイクのことからお肌のケアのことまで、Pinkoi本社で働く台湾人スタッフにアンケートを実施してみました。今回は、そこから見えてきたリアルな台湾の美容事情を解説していきます!
Q1. お化粧を始めたのは、何歳の頃?
一番多かったのは、16〜20歳。高校生から大学生になる頃に周りの友人の影響もあっておしゃれに気を遣いはじめ、メイクを始める人が多いようです。なかには26歳以上という人も。メイクに対する意識は、日本よりも比較的低いのかなという印象ですね。
Q2. 普段、お化粧はしている?
この質問には全員が「はい」の回答でした。ただし、簡単なメイクのみという人がほとんど。病院やコンビニといった近所に出かけるだけだったり、友達と会う予定がない日にはスッピンという人も。毛穴が隠せていれば、あとはアイメイクで終わりという意見もありました。がっつりフルメイクをするというよりも、気になる箇所のポイントメイクで済ませる人が多いようです。
Q3. 最近、日本では台湾コスメが人気になってきているけれども、「台湾メイク」ってあると思う?
「あると思う」という回答が目立ちましたが、そのなかでも興味深かったのは「ちょっと日本的で、ちょっと韓国的、そしてちょっと欧米的な要素が入っているのが、台湾メイクだと思う」という回答。独自のメイクというよりも、いろんな国のメイクのいいとこ取りが「台湾メイク」のイメージであるようです。流行を上手に取り入れる、台湾らしい考え方ですよね。
Q4. 化粧品は普段どこで購入している?
ネットショッピングと百貨店で購入する人が半々で、残りの23.1%がドラッグストアという回答になりました。便利なのはネット。でも実際に色味を見たり、テクスチャを体験してから購入するとなると、百貨店という選択肢になるようです。
Q5. スキンケアで注意していることは?
出典:Pinkoi / grabi + skin
一番多かったのは「保湿」。彼女たちによると「美肌をつくるのは、保湿」なのだそう。台湾人特有のきれいなスッピン肌の秘密は保湿にあるようです。ただ、基本的に湿度が高い台湾では、保湿しすぎてしまうとニキビの原因になることもあるそう。オイリーになりすぎず、さっぱりと仕上げてくれる保湿アイテムを重宝しているようです。
日本では「美白」を意識している人が多いですが、台湾では美白スキンケアはあまり肌に良くないというイメージを持っている人も。その分、日焼け止めには気を配っているのだとか。
また、スキンケアアイテムを購入する際にはオーガニック製品を意識しているという回答も。動物実験を行っていない、動物性素材不使用のアイテムで、ヴィーガン対応の製品を好んで選んでいるそうです。そのあたりの意識は、日本よりも進んでいるかもしれませんね。台湾コスメに自然派のアイテムが増えているのにも納得です。
Q6. 台湾は「内から美」に対する意識が高いけれど、小さい頃からよく耳にしているの?(お茶とか肌に良い食べ物など)
台湾にいると、よく耳にするのが「体を冷やしてはいけない」ということ。冷たいお水ではなく、「白湯を飲みなさい」と言われています。
そういった意識は、やはり幼い頃から母親に教わるようで、「台湾では、口にするものが体をつくるという考え方が強い」という意見が多かったです。できるだけ自然なもので内側からきれいになりたいという想いが強く、「漢方」も台湾の美を考えるうえでは大事だと考えられているようです。「足りない分を手軽に補えるサプリメントも人気」なんだとか。
Q7. 脱毛処理はしている?している場合のケア方法は?
気になる脱毛処理。日本では多くの女性が行う傾向がありますが、台湾人メンバーにアンケートを取った結果は、処理をしている人としていない人の人数が半々でした。処理をしている人は、脱毛サロンもしくはカミソリを使って自分でシェービングをしているそう。肌の露出が増える夏だけしているという意見もありました。
Q8. 女性から見た台湾男性の美容事情とは?
最近になってスキンケアに関心を抱きはじめた男性も増えているそうですが、その一方でまったくスキンケアに興味を持っていない男性も多いんだとか。基本的には、洗顔をして終わりくらいだそうです。
スキンケアに興味を持っている男性は、「女の子の友達におすすめを聞き、シンプルなローションを使ったり、乳液を使っている」ようです。「軽いテクスチャーの化粧品が開発されれば、男性ウケも良さそう」という意見も。
スキンケアに加えてメイクまで意識している男性もいるようですが、まだまだわずか。日本でも男性用コスメが増えてきているだけに、今後台湾でもメイクに興味を持ちはじめる男性が増えていくのかもしれませんね。
いかがでしたか?日本とはまた違う、台湾のリアルな美容事情が見えてきたのではないでしょうか。