出典:Pinkoi / hanamikoji
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行するなか、おとなり台湾ではスピーディーかつ的確な対策が取られていると、さまざまな国から賞賛されていますよね。
そんな台湾に住む人たちは、実際にどのように感じているの?ということで、Pinkoiの台湾本社で働く
ソフィーと
ジェシカに話を聞いてみました!
「え、そんな対策までしているの!?」という目からうろこな話もいろいろと聞けたので、ぜひ読んでみてください。
※本記事は2020年4月24日取材時の情報を元に執筆しています。
ー日本では全国に緊急事態宣言が出て、不要不急の外出は控えるようになっているのだけど、ソフィーもジェシカも、今は普通に会社に通っているの?
ソフィー「そうそう、私たちは普通に通勤しているよ。ただ台湾では、感染者が出た場所の1.5km圏内に同時刻にいた人にはメールが届く仕組みになっていて。義務ではないけれど、うちの会社はそのメールを受信した人は、念のため14日間の自宅勤務に切り替えることに!」
ジェシカ「テレワークで仕事をしている会社も多いよね。
台北の街中は、観光客が全くいない状況。MRTとかバスの交通機関は普通に動いているけど、マスクは絶対に必須で。体温が37.5度以上の人、マスクを着用していない人は乗車できないことになっているの。新幹線も飲食禁止。飲食するとなるとマスクを外さないといけなくなってしまうから(笑)。」
出典:Pinkoi / yinke
ー日本よりも徹底されているよね。まず日本だとマスクが購入できなくて困っているんだけど、台湾の場合はどうなっているの?
ジェシカ「台湾ではマスクを政府が全部買い取って一括管理していて。購入するときには、国民健康保険証が必要なんだよね。このシステムも日々どんどん進化していて、今は第3版(3.0)って呼ばれている(笑)。」
ソフィー「最初は薬局の端末に保険証を差し込んでマスクを購入する仕組みだったんだけど、第2版では専用のアプリを使ってマスクを予約して、期日内に指定したコンビニで支払い・受け取りができるようになって。今はコンビニにある機械に保険証を差し込むと予約購入の手続きができるんだ。予約と支払いがコンビニでいっぺんにできて便利。自宅まで郵送で送ってもらうこともできるから、仕事が忙しくてなかなかマスクを取りに行けないっていう人も安心だよね。」
ーさすが台湾!対応が早い!
ジェシカ「今では普通にドラッグストアでも売っているから、マスクがなくて困っている人はいないかな。」
ソフィー「政府が買い取ったマスクがランダムでもらえるから、もらうまで何色のマスクかわからないんだよね。ヒョウ柄のときもあるし(笑)。」
ーなるほど、それで「ピンクマスク」が流行ったんだね!あのエピソードも台湾らしい考え方で素敵だな、と思った!
ソフィー「そうそう。男の子がピンク色のマスクを着けていたら、からかわれるんじゃないかって心配しているという話を聞いた新型コロナウイルス対策本部が、記者会見のときにピンク色のマスクを着けて『ピンクもいいですよ』って発信したんだよね。」
ジェシカ「そこからロゴをピンクにする企業も増えてきて。大手のマスク製造会社も『桜ピンク色』のマスクを製造するようになったり。色に性別は関係ないっていう考え方が浸透していって。『#ColorHasNoGender』っていうハッシュタグも広まっているよ。」
ージェンダーレスの考え方がムーブメントになるというのも台湾らしいよね。
ソフィー「最近の台湾を見ていると、否定するんじゃなくて受け入れようという考え方が、根付いてきている気がする。」
ーピンクマスクもそうだけど、政策に関しても台湾ってとにかく対応が早いよね。
ジェシカ「台湾はSARSの経験があるし、まだ記憶に新しいことだから、みんな敏感になっているよね。今回はすごく対応に力を入れていると思う。前回は国際援助がなかったこともあって、自力で乗り越えないといけないという気持ちも強いと思うし。」
ソフィー「あと、今回の件ですごく情報が透明化されたなとも感じる。毎日行われている記者会見では新しい情報の発信と報道者からの質疑応答がされているし、衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)のLINEアカウントをフォローしていると、今日の感染者数が毎日送られてくるようになっていて。最初はそのページも見づらかったんだけど、その意見を聞き入れて、今ではとっても見やすいページに改善されているんだ。」
▲日々配信される染者数の情報 左:改善前 / 右:改善後
ジェシカ「対応が早いと言えば…。最近マスクカバーも流行っているよね。」
出典:Pinkoi / ❖QUEMOLICA❖捲毛力卡
ソフィー「あ、そうそう。医療マスク用のカバーね。カバーを洗えば、何回でもマスクが使えるっていう便利なアイテム。Pinkoiでも売っているから、ぜひチェックしてね(笑)。」
ーマスクカバーっていう発想もさすがすぎる(笑)!
こういう状況を見ていると、台湾の人たちって、そこまで不安は感じていないのかな?
ソフィー「感染者数がゼロの日も続いていたから、気持ち的には余裕はあるよね。でも、みんながPCR検査を受けられるわけではないから不安もある。みんなで乗り越えていかないとね!台湾も日本も、お互い頑張りましょう!」
いかがでしたか?
台湾の対策は見習うべきポイントが多くて、個人的には感動しっぱなしでした(笑)。
1日でも早く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束し、また台湾と日本の行き来ができるようになりますように。
※新型コロナウイルス感染症に関する最新情報については、厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている情報もご確認ください。
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