各ECサイトの年末商戦が本格的に始まります!ショップ側の負担額を抑えつつ、お客さまに満足してもらう割引をアピールするために、どのような割引内容にしたらいいのか、また割引期間はどのくらいに設定したらいいのかご存知ですか?
この記事では、Pinkoiが9月に導入したショップクーポンの配布機能を活用しながら、年末商戦に向けて「4つのキーポイント」で適切な割引戦略と実施方法をご紹介します。お客さまにとって魅力的なのは、クーポンなのか割引キャンペーンなのか?また、段階的にどのような割引プランを設定すべきかについても解説していきます。
※記事の最後には、割引設定に関するチェックリストも用意していますので、必ず最後までお読みくださいね。
新機能について
- 「ショップクーポンの直接取得が可能に」:ショップクーポンを公開設定にすれば、ユーザーはショップのトップページより直接取得することが可能です。取得したクーポンはユーザー自身の「クーポン」>「ショップクーポン」ページより確認でき、決済時にシステムより自動的に適用されます。
- 「割引キャンペーンの表示方法がアップデート」:今回のリニューアルにより割引の内容ごとにアイコンを変えるなど、よりわかりやすく表示される仕様に変更いたしました。
📌ご注意 :
- ショップトップページにクーポンが表示されていない場合、ショップ管理ページにて「クーポン設定」よりクーポンを「公開🌐」設定に変更してください。
『クーポン』と『ショップ割引』どちらを発行すればいいですか?
クーポン | ショップ割引 |
✔️枚数を限定して配布が可能ショップ側はあらかじめコストを把握することが出来ます。 ✔️利用期限間近のリマインドを自動配信クーポンの利用期限が近づくと自動的にメールでユーザーにリマインド通知を送信します。※有効期限の残り日数が7日以上30日未満のクーポンのみ通知が配信されます。 ✔️潜在顧客にアピールする特定のターゲットに非公開のクーポンコードを配布することで、独自の会員コミュニティーを築くことができます。 | ✔️ 割引のタイトルと種類を自由に設定可能対象期間の長いキャンペーンや、年中適用可能な割引の場合は、ショップ割引を設定することをおすすめします。 ✔️決済時の自動適用が可能ユーザーは割引コードなどの入力が必要なく、ご注文が条件を満たすとシステムが自動的に割引を適用します。 |
4段階の割引戦略
1. 準備期間(新規顧客にフォーカスしよう)
準備期間の主な目的は、より多くの新規顧客を獲得すること。「ショップをフォロー」クーポンの自動発行を設定して、数量限定のクーポンを新しいフォロワーに配布することをおすすめします。
⚙️「ショップをフォロー」クーポンの設定方法について
ショップ管理ページ → 「販促ツール」→ 「クーポン設定」→ 「クーポン作成」ボタンよりクーポンを作成します。一番下にある自動発行の項目で「ショップをフォロー」にチェックを入れて保存すれば設定完了です。
💡ヒント
- なぜ「ショップをフォロー」クーポンの自動発行設定をすすめるのか?
ユーザーがショップをフォローすると、メールやPinkoiサイト内の「お気に入り」ページから商品の新着情報を受け取ることができます。初回注文の後押しをするだけではなく、リピート購入にもつながります。新規顧客を獲得するには効果的です。 - クーポンの有効期限を設定しましょう。長くても30日以内に設定するのがおすすめです。
有効期限を設定している場合、期限が近づくとシステムよりユーザーに自動的にリマインド通知を送信します。
※有効期限の残り日数が7日以上30日未満のクーポンのみ通知が配信されます。
2. ウォーミングアップ期間(超早割&VIP予約でいいスタートを切ろう)
ウォーミングアップ期間の目的は、以下の2つです。まず、超早割のクーポンを活用することで、商品選びに迷っているお客さまに対し、気になる商品をカートに入れていただくことを促すことが大切です。次に、VIP向けの事前予約を開始します。SNSなどを通じて、お得意様を呼び戻すことで最初の注文を獲得し、いいスタートを切りましょう。
具体的な施策例に関しては、例えば「超早割クーポン」を作成し、ショップのトップページに公開することで、割引情報に興味を持っているユーザーに事前に取得してもらいましょう。また、非公開の「VIP限定クーポン」を設定し、SNSやメールマガジンなどで個別に配布することも可能です。
商品のプロモーションに関しては、新商品や限定セットなどの商品登録を事前に完了していただくことをおすすめします。お客さまがキャンペーンが始まる前に一足先に商品を確認できるほか、Pinkoiの「入荷待ち」機能と組み合わせて利用すると、商品の発売情報を優先的に受け取っていただけます。他にも、商品を「予約販売」という形式で登録し、発売前に予約注文を可能にするという方法もあります。
⚙️割引設定方法の詳細は、下記よりご確認ください:
🪄クーポンの設定方法を教えてください。
🪄ショップ割引はどのように設定しますか?
💡ヒント
- 予約商品の設定方法について:
ショップ管理ページ → 「商品管理」→ 対象商品ページを編集→ 「注文形式」で「予約販売」を選択 → 「発送予定日」を設定する - 商品情報をSNSへ共有する方法について:
関連記事:PinkoiアプリからInstagramストーリーズに商品やショップを共有する方法
3. キャンペーン期間(期間や数量を限定してクーポンを配布することで購入を促しましょう)
この段階では、購入を促すことが目的です。ウォーミングアップ期間に行った手法を引き続き利用することも可能ですが、イベント感を演出して購買意欲を高めてもらうために「〇〇限定クーポン」といった時間や数量を限定した割引の活用をおすすめします。
例えば:
- 「日替わりクーポン × 対象商品」:毎日異なる内容の限定クーポンを発行し、お客さまに期待感を持たせながら、ショップへのアクセス数を増やすこともできます。
- 「タイムセールクーポン × スペシャルセット」:しっかりお得感のあるクーポンを数量限定・時間限定で提供し、コストを抑えつつ、お客さまの購買意欲を高めましょう。特に単価が高めのセット商品(10,000円〜20,000円)と組み合わせて設定することをおすすめします。
⚙️「期間限定クーポン」の設定方法について
ショップ管理ページ → 「販促ツール」→ 「クーポン設定」→「クーポン作成」ボタンよりクーポンを作成します。クーポンの種類、利用条件と割引額を設定後に、「開始日と終了日」を設定してください。
※「当日限定」のクーポンを設定する場合、「開始日と終了日」を同じ日で設定してください。
※クーポンの「公開」「非公開」の設定機能を活用すれば、「3時間限定公開」のように時間を限定して配布することも可能です。
💡ヒント
- 「商品名」に【Pinkoi限定割引】などの文言を追加すると、商品のお得感がわかりやすくなり、お客さまの比較・検討する時間を短縮することが可能です。
- この段階では有効期限の短いクーポンを配布し、より多くのお客さまに利用してもらうために、配布前にSNSやメールなどで事前にお客さまに告知しましょう。また、クーポン取得のリマインドとして、日替わりクーポンのスケジュールをカレンダー形式で提供していただくとわかりやすくなります◎
4. ラストスパート(カウントダウン開始!追加割引とレビュー投稿特典を呼びかけ)
この段階でのターゲット層は2つあります。1つ目は、期間中すでに何回か購入していただいているものの注文単価が低く、カートに検討中のアイテムが残ったままになっているお客様。2つ目は、キャンペーン開始当初にすでに予約注文をしていただいていて、キャンペーン終盤でさらに追加購入する可能性が高いお客様です。
そのため、この段階でのポイントは、「割引追加クーポン」を提供することで、カート内にまだ商品が残っているユーザーの購入を促すことです。また、「レビューを投稿」クーポンの活用もおすすめです。キャンペーン開始直後に予約注文をしてくれたユーザーの場合、キャンペーン中に再び追加購入をしていただける可能性が高まると同時に、良い評価は、購入を迷っている他のユーザーに対して後押しする効果も期待できます。
⚙️「レビューを投稿」クーポンの設定方法について
ショップ管理ページ →「販促ツール」→「クーポン設定」→「クーポン作成」ボタンよりクーポンを作成します。 一番下にある自動発行の項目で「レビューを投稿」にチェックを入れて保存すれば設定完了です。
割引率と適用条件を決める前に、まず「キャンペーンの目標」を明確にしましょう
キャンペーンの目標 | 注文数を増やす | 客単価を上げる |
適用条件の金額設定 | 低め | 高め |
割引率(お得さ) | 低め | 中~高め |
クーポン種類 | 送料割引 | 設定金額以上の購入で割引 まとめ買い割引(◯点以上購入で割引) |
具体例 | 3000円以上ご購入で送料300円OFF | 5,000円以上ご購入で400円OFF 10点以上ご購入500円OFF |
おわりに
各種クーポンの活用方法について、さらに詳しく理解していただけたでしょうか。最後に、キャンペーン企画の施策でご活用いただけるチェックリストとNGリストをご用意しました。
事前チェックリスト
☑️ キャンペーンの各段階に合わせて、割引率を段階的に低→高→高→低という流れで変化させましょう。
☑️ 「期間限定」「数量限定」「追加割引」など、段階ごとに異なるタイプのクーポンを活用しましょう。
☑️ 「ショップをフォロー」クーポンや「レビューを投稿」クーポンの自動発行を設定し、お客さまがショップに対してのアクションを起こした後に特典を受け取れるようにしましょう。
☑️ お客さまに最もお得な商品セットを準備し、事前に商品登録しましょう。
NGリスト
❌ 段階ごとに最適な割引プランを企画せず、最初から最後まで同じ内容の割引プランを提供すること。
❌ 各商品に対してどんな割引プランがあるのかを明確にできていない。お客さまが商品選びに迷うことにつながります。
❌ 割引クーポンの利用条件が達成困難なこと。例えば、平均注文金額よりもはるかに高い金額を条件として設定すると、お客さまにとって使いにくいクーポンになり、注文につながりません。
❌ 売れ筋ではない商品を中心に割引を提供すること。売り上げが伸びにくくなる可能性があります。
チェック項目はいかがでしたでしょうか?ショップのクーポン設定にお役立ていただければ幸いです。ぜひPinkoiの販促ツールページにて、割引設定を活用してショップ売上の向上を目指しましょう◎
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